2018年、明けましておめでとうございます。皆様にとって、今年も良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。
当事務所では、昨年の12月に、後藤田環弁護士を新たなスタッフとして迎えました。後藤田弁護士は、約2年間の弁護士経験を生かしながら、当事務所の即戦力として活躍をしています。誠実で的確な業務遂行により信頼される弁護士ですので、今後お引き立ていただきたくお願いいたします。
さて、中小企業の事業承継が中小企業庁等の政策課題とされ、関心を集めているところですが、私の顧問先・関与先企業においても事業承継が進んでいることを実感しています。M&Aなど社外承継ももちろんありますが、そのほとんどの場合が、親族内事業承継であり、具体的には経営者のお子さんが事業承継をしているということになります。親族内事業承継では、相続対策(相続税対策と相続法対策)が中心的な課題ですが、前提として注目されるべきは、経営者の皆様が事業を育て上げてきた努力の上に、さらに事業承継に当たって、その事業の今日的意義を捉え返しながら、さらにブラッシュアップをしようと前進しておられるということです。その姿勢からは、自分が築き上げた事業に対する強い愛着とそれを承継するお子さんへの深い愛情を感じ取ることができ、なんとも感動を覚えます。そのような思いを抱きながら、事業の成功と事業への愛着は裏返しの関係にあると、改めて実感しながら仕事をさせていただいています。
今年の年末年始は、家でゆっくりといたしました。毎日の日常の中でできるだけ歩くように心がけ、健康状態もおかげさまで良好です。今年は、さらに職務に精励してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。