２０１６年３月２５日（金）午後１時３０分から午後４時３０分まで，北海道経済センター（札幌市中央区北１条西２丁目）８階Ａホールにおいて，日本弁護士連合会主催，北海道弁護士会連合会及び札幌弁護士会共催により，国際仲裁セミナーが開催されます。
国際仲裁セミナー「国際取引紛争の解決と仲裁の利用 ～国際仲裁を身近なものに～」
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2016/160325.html
私は，日弁連国際業務推進センターの委員であり，また，道弁連北方圏交流委員会の委員長でもある関係から，この国際仲裁セミナーのお手伝いをしています。
このセミナーでは，第１部で手塚裕之弁護士及び武藤佳昭弁護士から国際仲裁について基本からレクチャーをしていただく予定です。また，第２部では２０１３年まで小樽商科大学におられた中村秀雄教授から，北海道における国際取引に関して経験を踏まえたお話をいただく予定です。
その後，第３部では，北海道の中小企業が海外取引を行うという想定事例を題材としたケーススタディを行う予定です。
私はこのケーススタディのベースとなる事例作成のお手伝いをしていますが，大企業による大規模な海外取引を想定したような背伸びした内容とするのではなく，地方の中小企業が海外取引を行う場合に実際に役立つ内容となるようにし，「契約書にどのような条項を入れるべきか。」「いざ国際仲裁をやる場合，費用はどれくらいかかるのか。費用倒れにならないか。」「解決までの時間はどれくらいかかるのか。」「実効性はどれくらいあるのか。最後には逃げられてしまうのではないか。」など，基本的なものも含めた率直な疑問に答えていただく予定です。
海外との取引や海外への進出をすでに行っている企業や，今後行うことを検討されている企業の皆様，あるいは，海外取引・海外展開について企業へのアドバイスを行っている皆様には，非常に有益なセミナーとなるものと思います。
弁護士だけでなく，企業関係者，関連機関の方，司法修習生，法科大学院生，大学関係者の方など，どなたでも参加可能ですので，ぜひご参加ください。